03/02/2026
長山一樹・小山剛 『Kokochi』
昨年末のTABF2025に併せて本を作っておりました。
紙を折る、折った紙を重ねる、そうして出来るのがスクラム製本。紙をたくさん重ねると紙の端(本の小口)が段になる。自然と指の引っ掛かりができて、ページをめくりやすくなる。だから、ページを行ったり来たりするのに向いている。
この本も寄り道しながら楽しんで頂けたら嬉しいです。(購入はオンラインストアから)
小山の集める素材や仕事に宿る温度感を「Kokochi」として長山が写し取った作品集。 2025/12/11-14まで東京都現代美術館で行われたTOKYO ART BOOK FAIR 2025 WEEK1の出展に合わせて制作。
100ページのスクラム製本に、多様な質感の紙を差し込んだ一冊。 前作『 Mokusha 』が描き出した質感の世界の延長線上にありながら、そのエッセンスを本という形でカジュアルに体験できる方法を模索した。
小山の作品、制作に使われる道具、枝や木材の断片が、同じ地平で呼吸するような構成が、小山の世界観と、長山が見つめる景色を重ねる。紙の手触りや重さの違いによって変わる景色もまた、印刷という方法を通してまた新たな視点をもたらしている。
写真・文:長山一樹
木工:小山剛
ブックデザイン:清水恵介
印刷:株式会社サンエムカラー
製本:株式会社望月製本所
プリントディレクション:篠澤篤史
ギャラリーファシリテーター:甲斐聡子
発行者:江本昭司
発行所:写場
発行日:2025年12月11日