27/04/2024
【 TO 社労士 】
■ 「社労士のコンサル」に対する提言
3号業務へのシフトが必須になってきた社労士ですが、私がお薦めする「社労士のコンサル」のカタチを、ストーリー形式でお伝えしたいと思います。
このお話はフィクションです。
ですが、実話に着想を得て私が創作したものです。
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『 2人の社労士のはなし 』
開業社労士の Aさん と Bさん がいました。
二人とも処理・代行・手続き業務などを精力的にこなしていましたが、収入には満足していませんでした。
そこで二人はコンサルティング業務を始めようと考えました。
「労務問題の相談コンサル」を行う社労士が多いのは知っていましたが、月額報酬は5~7万円が相場なので、AさんもBさんも「もっと稼げる別のコンサルティングをやろう」と考えました。
◆Aさんは、エンゲージメント強化やチームビルディングに代表される「組織開発コンサルティング」を学ぼうと考え、8カ月間の時間を費やして高額な講座を2つ受講し、専門知識をひたすら学ぶ道を選びました。
8カ月後にAさんは、「組織開発コンサルタント」という肩書きを入れた名刺をつくり、気合いを入れて顧問先の社長に営業をしかけました。
「御社の組織をより良い状態にしませんか? 月額40万円のコンサル契約で半年間関わらせていただけないでしょうか?」
・・が、気合いは空回りするばかり。 結果は厳しく、6社連続で断られてしまいました。
どの社長も、「コンサル経験のないAさんに毎月高い報酬を支払って、指導を受ける」という気にはなれなかったようです。
また、「良い組織づくりのためにコンサルタントとして関わります」と言われても、何をどのように変えていくのかが見えないので、託してみる決断ができなかったようです。
「コンサル契約」を獲得することの難しさを思い知らされ、Aさんは意気消沈してしまいました。
◆いっぽうBさんのほうは、大学の先輩であるコンサルタントのS氏が、「研修」で大きな売上をあげていることを聞き、自分も「研修」が売れるようになりたいと考えました。
そこでS氏に頼み込んで、3カ月の間、週に2日のカバン持ちをさせてもらえることになりました。営業同行を通じてS氏のやり方を学びとろうというのが狙いです。
3カ月間のカバン持ちが終了すると、BさんはS氏のアドバイスどおり、ひたすら「若手社員の離職が多くて困っている社長」をさがすことを始めました。
そういう社長が見つかると、S氏から教わったやりかたで、「その会社でどんな問題が起きているのか、その問題を引き起こしている原因は何なのか」を徹底的にヒアリングしました。
原因が見えたところで、その原因を解消する解決策として、「研修」の実施を提案する営業を繰り返しました。
それを5カ月ほど続けると、「ひと月に2社営業すると、1社以上からは受注できる」という状態が定着してきました。ちなみに、研修売上は1社40万円です。
Bさんが受注しているものは研修ですが、その営業の中で行っていることは、問題の原因を分析して問題解決策を導き出すことであり、まさにコンサルティングと言っていいでしょう。